« 浅い眠り | Main | まだ泳いでる »

October 04, 2005

天然理科少年

 長男用にと思って図書館で借りたのだが、長男より先に私の方が一気に読んでしまった。久々にぞぞっとするような感動だった。

 父の影響で転校を繰り返す少年 ”岬” が、中学2年の秋にやってきた山間の町。古びた役場に、古い校舎。その町で岬は小柄な少年と出会い、同級生から不思議な話しを聞かされる。この山には数年に一度現れる湖があるという。その湖で神隠しにあった少年は・・・

 まるで宮沢賢治の世界が現代にやってきたような、懐かしく美しい風景が頭の中で渦巻く。もうこれからは山に入ったら鬼胡桃を探さずにいられないだろう。こんな哀しくも不思議な体験ができるのならば、方向音痴も悪くない。

 挿入本としてヘディンの「さまよえる湖」が登場。K氏お奨めの探検本が効果的に挿入されている。(F)

|

« 浅い眠り | Main | まだ泳いでる »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/1773/6251774

Listed below are links to weblogs that reference 天然理科少年:

« 浅い眠り | Main | まだ泳いでる »