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January 19, 2010

失踪事件再び…2

Koujicyuu  なんとなく気配を感じて玄関のドアを開けるとガクがうつむいて立っている。「よかったぁ。帰ってきて…。もうこのままガクに会えなかったらどうしようかと…。」、「…。」

 ぐずぐずして家に入ろうとしないので、とにかく家に入れる。失踪から9時間半。この間より3時間くらい長い。

 反省しているのか落ち込んでいるのか、部屋を通り抜けてベランダに行きうずくまっている。部屋はガクが帰ってきたときのためにいつもより暖かくしておいたのに、私は寒くて仕方がなかった。ガクが帰ってきてようやく暖かさを感じた。

 「ガク、部屋に入ろう。ここは寒いよ。」、「いいんだ、ボクにやさしくしないで。ボクは迷惑かけるために生まれてきたんだから…。」、「何、言ってるの!」

 そうこうしているうちにまたあちこちから電話がかかってくる。「今、帰ってきました。お騒がせして申し訳ありませんでした。」

 夫に連絡するとまさに交番で探してもらう手配をしていたところだった。しかし、こんな時間までどこにいたのやら、少し落ち着いてから話を聞くことにしよう。まずは食事だ。

 何も用意していないので、とりあえずご飯を炊いてシシャモを焼く。後は納豆、キムチ、味噌汁にしよう。人間、食欲があるうちは大丈夫だ!

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